ぼつぼつの更新ですが、本年もよろしくお願いします。




「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」
「死を記憶せよ」
「死を思え」
古代ローマでは、これは将軍が凱旋のパレードを行なった際に使われた、と伝えられる。将軍の後ろに使用人が立ち、この使用人は、将軍は今日絶頂にあるが、明日はそうであるかわからない、ということを思い起こさせる役目をになっていた。そこで、使用人は「メメント・モリ」と言うことによって、それを思い起こさせていた。
ただし、
古代ではあまり広くは使われなかった。当時「メメント・モリ」の趣旨は carpe diem(今を楽しめ)ということで、「食べ、飲め、そして陽気になろう。我々は明日死ぬから」というアドバイスであった。
この言葉はその後のキリスト教世界で違った意味を持つようになった。・・・・キリスト教徒にとっては、死への思いは現世での楽しみ・贅沢・手柄が空虚でむなしいものであることを強調するものであり、来世に思いをはせる誘引となった。
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